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国産ゲームの現在の傾向について、要約記事を書いてからまたぐにゃぐにゃ考えていたのですが、まとまりません。
去年の Tokyo Game Show ネタでおもろいページを見つけたのでいくつか貼ってお茶を濁したい。
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東京ゲームショウ2006レポート #2 [wd.dsp.co.jp]
日本市場では次世代機「Xbox 360」の出遅れと対照的に、Nintendo DS(以下、DS)発売以降、「脳をきたえる大人のDSトレーニング(以下、脳トレ)」をはじめ、ライトユーザーをターゲットにしたゲームが市場の牽引役になっている。コアユーザー向けタイトルでますます失敗ができなくなった各社は定番のシリーズ化を進め、一方でオリジナルタイトルは売れないという「売上げの2極化」が進んでしまっているからだ。
「脳トレ」ヒットの鍵とは、緻密で大掛かりなプロモーションにある。そこには目を向けず安価な開発費のみに注目した“脳トレクローン”たち。そんなゲームは、ローリスクローリターンにしかならないと竹内氏は言う。ゲームの仕様が変わってもなかなか上がることはない開発費の相場を考えると、「脳トレ」以降はその開発費に見合ったレベルのゲームしか作れなくなってしまう。それが日本のゲーム制作業界の縮小につながってしまうのではないか、というのである。
【東京ゲームショウ2006】今回の「次世代機W杯」開催地は北米,日本メーカーはAwayで勝てるか?[itpro.nikkeibp.co.jp]
またDSが獲得したライト・ユーザーが,今後もゲーム市場に留まり続けるかどうかも,疑問だという。竹内氏は「脳トレ」亜流のタイトルを乱発するゲーム・メーカーに警告を発している。「脳トレ系のゲームは確かに開発コストは低い。しかし,亜流で収益を得るようになると,大きな投資に対する心理が後退する」と語る。特に,下請けとして亜流ゲームを作るメーカーほど,悪影響をこうむると指摘する。「『また同じのをもう1本作ってくれ』と言われたとき,開発コストは確実に削減される」という。
2007-02-06 引用忘れのところを追加↓
これから北米で「Awayゲーム」を戦わなければならない日本メーカーだが,残念ながら北米市場における日本メーカーの存在感は低下する一方だ。「北米市場で販売されている日本開発ゲーム・タイトルの本数は,2001年が74本だったのに対して,2005年は194本と増えている。しかし日本開発タイトルの北米市場での販売本数シェアは,2001年の40%台が2005年は20%台前半にまで低下した。日本開発タイトルの海外での販売実績は,芳しくない」(竹内氏)。
それでは日本メーカーはどうすべきか。「北米市場に対する投資を継続的に行うしかない」というのが竹内氏の主張だ。「日本メーカーは北米市場で失敗すると,すぐに『日本とアメリカではセンスが違うから』などと言い出して,北米から手を引いてしまう。しかし,北米の映画や音楽をこれだけ受け入れている日本人とアメリカ人の間に,センスの違いがあるはずがない。ただの調査不足,調査の怠慢の言い訳に,センスを使っているのではないか」と手厳しい。
キビシー。
稲垣氏は「ハイエンド向けタイトルの開発には,10億円以上かかる。この開発費は,今後も1社だけで負担していくべきなのだろうか。アニメ制作のように製作委員会の仕組みを採用し,音楽会社やアニメ会社にも出資してもらって制作し,ゲーム・コンテンツを基に商品化を図って,ゲーム以外の収入を得ていくべきだろう」と提言している。
たしかにゲームだけでは回収できないっていう時代なんでしょうね。グッズ販売、マルチメディア展開は個人的にどうなんだろうと思うんだけど売れるんだろうなあ。アーケードとのネットワーク対戦とか、DLコンテンツ販売とか、ゲーマーが楽しめる方向では回収無理なのだろうか。
まとまらないけど、いまゲーム会社が次世代機ソフト開発に取り組むのは石油販売業界で次世代エネルギー研究に金をかけないと将来的に廃業しかけないよ、というのと同じじゃなかろうか
同時に、本当の意味でゲーマーが減っているのだから、日本でだけでも売れていればいいじゃんってやってたらゲーム作れる人的資産やなんやかんやがどんどん痩せていっちゃわないのかな、というのが心配なのかもしれない。
と結んで今日は終わっておく。
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