先週、北米の2007年ソフト売り上げトップ10を見た。
その後ファミ通を立ち読みしたら日本の2007ソフト売り上げチャートが載っていた。色々思ったので、何か書いてみる。
※ 数字はすべて VG Charts からの引用です。
※ ちなみに LYE はここで Wii を旧世代機として扱います。
※ Wii Sportsは北米では本体同梱なのでそこら辺はデータ的にWii有利かもしれません。
2007年 日米の据え置きゲーム機売り上げ
2007年、アメリカ人ゲーム機購入者の2人に1人は次世代機を買ったが、日本人は10人のうち3人だけだった。
2007年 日米のゲームソフト売り上げ
2007年、アメリカ人ゲーマーが買ったソフトの半分は次世代機のゲームだったが、日本ゲーマーのそれは全体の2割だった。
2007年 日米の販売台数、販売本数比較
割合じゃなくて本数で比較してみた。市場規模の違いが見えるデスね。
ハード台数日米比較
ソフト本数日米比較
これじゃ、日本のパブリッシャが次世代機の開発に手が出しにくいのも、米→日 ローカライズの本数が少ないのもしょうがないですよね。
任天堂を除けば (今任天堂のゲームは非ゲーマーを大きく巻き込んだターゲット層に焦点をあわせているから) 、日本でも海外でも売れる次世代ゲームを製作できる日本の会社はあんまりないですよね。
現状だと Capcom・バンナム、あとは・・・Tecmo、MistWalker、あとどこだろう。スクエニって次世代機でなんかやってましたっけ?
日本だけで売ろうにも次世代機のインストールベースがないし、技術的な点でも課題山積だし、海外のツール使おうにも資料が全部英語だし。そりゃスクール水着DLCを1000円で売ってもしょうがないすね・・・。
何とかして現状を打破して規模の大きいプロジェクトでもがんばって欲しいです。
先日Epic Gamesの偉い人インタビュー翻訳で
(日本の開発者) はパリッとしたもの作ってるんだよ。私たちとしてもできる限り言語の壁を取り除こうとしてるし、もっと日本の開発者と協力を進めて、日本に進出しようと思ってる。
とあったように、スクエニとかはUnreal Engine使い始めたし、もともと Capcom にはデッドラ、ロスプラで使ってる自社のエンジンあるし、バンナムもアイマスとかトラスティベルとかみたいな独自のグラフィックの特色あるし!
がんばれー日本のゲーム業界! LYE は今年もゲーム買うからよう!